T 学区の概要

1 地域の概況

 (1) 慶長6年(1601年)金の大鉱脈が発見されて以降,鉱山を中心に発展してきたが,平成元年(1989年)休山され,鉱山町の様相はみられなくなってきた。

 (2) 江戸時代以来,現在にいたるまで佐渡の行政の中心地であり,諸官庁の出先機関が集中している。

 (3) 代官所役人およびその子弟の教育風土から,伝統的に教育への関心が高く,優れた学者や政治家を輩出してきた。

 (4) 旧相川町は,「総合開発計画」を策定するとともに,恵まれた金銀山遺産を生かし,世界文化遺産登録運動を推進するなど,特色あるまちづくりに努めてきた。

 

 

2 学区の概況

 (1) 学校の統合により,小川,相川(1〜5分団)大浦,高瀬の4地区から学区が成り立っている。広域になるため相川地区を除いた児童はバス通学を行っている。近年の高齢化・過疎化・少子化に伴い年々児童数が減少傾向にある。

 (2) 佐渡金銀山を代表する観光地で,島内でも有数の大型ホテルを抱えており観光客も多い。

 (3) 陶芸家としての人間国宝を相次いで輩出するなど,無名異焼きを中心とした窯元が数件存在する。焼き物の伝統工芸の継承にも力を注いでいる。

 

 

3 教育に対する関心

 (1) 学区民はクラブ指導者を快く引き受けてくれたり,ゲストティーチャーとして学校に足を運んでくれたり,学校教育に協力的であり,物心両面において援助をしてくれる。

 (2) 保護者はPTAの親子行事,奉仕作業,バザーの実施,PTA専門部の各種活動など,積極的に子供とかかわろうとしている。子供の教育に深い関心と熱意をもっており,学校の諸行事に対して協力的で支援も得られている。